シュレッダー秘話

今やオフィスにも家庭にもかかせなくなっているシュレッダー。

個人情報を漏洩させないためにも必ず必要なシュレッダー。

普段の生活の中でも携帯の請求書やATMの明細などといった他人に絶対に見られたくないものです。

当たり前の事ですが、関係者の人以外には絶対に知られてはいけない機密情報をもっている自治体や会社などはその管理方法に神経を尖らせているのではないでしょうか?

そんな機密情報を管理するシュレッダーはうどんと密接な関係があるのです。

シュレッダーを発明した人は日本人です。

かつてはコピー機のセールスをしており、その後はコピー機用の現像液を販売するために多くの会社に日々脚を運んでいました。

彼は毎日仕事をしながら二つの事を考えていたのです。

一つはコピー機あっての現像液なので、万が一コピー機メーカーが現像液も作ってしまったら自分の商売が成り立たなくなってしまうので、そうならない為にも何か独自の製品を開発しなければダメという事。

二つ目は、訪問先の社内文書を社外の自分が目にする事が多かったので、今後情報管理の需要が高まるに違いないという事です。

そこで思いついたのが、いったん文書を凍らせて粉砕してみたり、薬剤でインキを洗い流すといった試作繰り返したのですが、商品化するには至らなかったのです。

毎日の営業や、新製品の開発、そんな事を繰り返していたある日、立ち寄ったお蕎麦屋さんで目にしたうどん製麺機。

製麺機に小麦粉や水といった材料を入れると長い面が出てくる機械。

それを見た瞬間に紙も同じ様に細長く切れば良いと思いついたのです。

忙しくても常に新しい製品を開発するといった思いと、文書管理のニーズが高まるといった信念が実った瞬間です。

そしてその後1960年に日本初のシュレッダーが誕生したのです。

当初は全く売れませんでしたが、シュレッダーが世に広まるきっかけとなったのは

「産業スパイ」と呼ばれるものです。

1960年代に高度経済成長期真っただ中の日本。

各社が新製品開発にしのぎを削っていたのですが、計画書や開発データが社外に持ち出される事件が発生したのです。

そこで活躍したのが機密文書を判読不可能にするシュレッダーです。

役所以外にも、大中小企業を中心に市場を一気に広めたのです。

今、情報管理や、個人情報保護の為に大活躍しているシュレッダーは、そういった背景があり世に広まったのです。

個人情報を守るために生み出されたシュレッダー。

これからの時代、携帯電話と同じくらい重要かも知れないですね。